そんな風に思ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
実はレズビアン当事者でも、自分がレズビアンの当事者なのか、そうではないのかを見極めるということはなかなか難しいです。
LGBTQに関する問題は、心の中の繊細な問題だからこそ、見極めることは簡単ではありません。
それでも、仲の良い友達に対しての距離感や接し方、他の友達にはあまり抱かない感情を抱いたりと、もしかしたらレズビアンなのでは?
と思うポイントがある、という人も中にはいるはずです。
そこで今回は、自分がレズビアンかもしれないと思った際に、
レズビアンかどうなのかを見極めるためのポイント5つを参考までに紹介していきます。
もしも今、自分自身がレズビアンなのかもしれない、
と悩んでいる人はぜひ参考にしていただければ幸いです。
絶対にレズビアンだ!と見極める方法はある?
まず、自分自身がレズビアンかどうなのか確実に見極める方法があるのかというと、結論100%見極める方法は存在しません。
インターネットなどでも「レズビアン 見極め方」と調べる人も、中にはいるでしょう。
そういった検索にヒットするものには、レズビアンかどうか見極める方法として
・髪の毛が短い
・爪が短い
・ボーイッシュな服装が好き
といった内容が記載されていることが多いです。
しかし、実際のところは単純にショートカットが好きという人もいれば、
仕事などの事情で爪を短くしていなければいけない、ボーイッシュな服装が好きという人もいます。
自分の趣味でそういった外見をしている人もいれば、もちろん本当にレズビアンである人もいるでしょう。
また、これらの3つのポイントの場合でレズビアンだったとしても、全てのレズビアンに共通するわけではありません。
このように、今回紹介する見極める方法含め、当然100%見極められるというわけではないので
参考までに考えておくようにしましょう。
それでは、本題の見極める方法を紹介していきます。
レズビアンか見極める方法
ここではレズビアンかどうか、見極める方法を5つ紹介します。
どれもレズビアン当事者から見ても、レズビアンなのかも?と思うものをピックアップしているので、是非参考にしてみてください。
今回紹介するポイントとしては
・同性との距離感が自然と近い
・LGBTQに関心がある
・浮いた恋愛話がこれといってない
・同性の友人に友達以上の興味を持つ
・スキンシップが極端に多い・少ない
この5つのポイントとなります。
どういった内容なのか、以下で詳しく紹介していきます。
同性との距離感が自然と近い
最初に紹介するポイントとしては、同性との距離感が自然と近くなっているというところです。
同性とはいってもすべての同性との距離感が近くなる、ということではありません。
好きな人ができれば、その人の近くにいたいと考える人も多く、そうなると自然と距離感も近くなります。
男女でも友人との距離感は違いますが、特に女性の友人同士ともなれば、距離感がもともと近いという人もいれば、適度な距離感を保ちたいという人もいます。
もともと友人とそこまで距離感が近くないという人が、特定の友人と距離感が近いというのであれば、その人に対して特別な感情を抱いている可能性が高くなります。
LGBTQに関心がある
二つ目に紹介するポイントは、LGBTQに関して関心があるのかどうかです。
最近では芸能人でLGBTQであることを発言する人も増えてきたり、パートナーシップ制度を導入する自治体も増えてきました。
こういったLGBTQに関する問題に少しでも興味があるということは、少なからずセクシャルマイノリティやレズビアンについて知りたいという気持ちがあるということです。
すべてのレズビアンがパートナーシップ制度に興味があるのかというと、そうではないという人もいますが、自分がレズビアンなのではないかと考える人にとっては、興味深い問題でもあります。
また、LGBTQに対して明らかな偏見を持っているという人に対して嫌悪感を抱いてしまう人も、自分に対して偏見を持たれているような気持ちになってしまうという人が多い印象です。
もしかすると自分はレズビアンなのかもしれない、という人は特にLGBTQに関しての話題に心が動かされることが多いようです。
浮いた恋愛話がこれといってない
続いて紹介するポイントは、浮いた恋愛話があまりないということです。
昔から周囲は異性に対して恋愛感情を抱いていたけれど、自分はあまり恋愛に興味がなかったという人も中にはいます。
他にも、恋愛感情が分からないという人もいれば、同性の友人が恋愛的に気になってしまっているが、関係を壊したくないからその気持ちを抑え込んでいる、という人もいます。
関係を壊したくないからという気持ちが、その友人に対して恋愛感情を抱いているということでもあり、レズビアンである可能性も高くなります。
同性の友人に友達以上の興味を持つ
四つ目に紹介するポイントは、同性の友人に友達以上の興味や感情を抱くということです。
同性の友人に対して強い気持ちを抱いていたり、嫉妬を覚えてしまったりする場合、あなたがレズビアンである可能性が高くなります。
同性の友人に嫉妬するということはあまりなく、嫉妬という感情は自分にとって大切な存在の人が、誰かにとられそうになった時に生まれる感情でもあります。
もしも、他の人と仲良くしていて嫉妬をしたり、他の友人以上に興味を抱いている場合、その人に対して恋愛感情を抱いている、もしくは抱き始めている状態です。
スキンシップが極端に多い・少ない
最後に紹介するポイントとしては、スキンシップに関する問題です。
レズビアンだからといって、同性の友人や好きな人に対してスキンシップが極端に多いというわけではありません。
ここぞという場面でスキンシップをとってみたり、駆け引きに使うレズビアンも多いです。
果たしてスキンシップに関する問題が、レズビアンかどうか見極める方法なのかというと、特定の人に対してスキンシップが極端に多い・少ないという自覚はあるかどうかが着目するポイントになります。
普通の友人であれば、何気なく触れたりスキンシップをとるかと思いますが、好きな人となればあまり触れられない人、べたべた触れたい人がいます。
他の人に比べて極端に違うのかどうかを一度考えてみると、その人が自分にとって特別なのかどうか、恋愛感情を抱いているかどうかを見極めることができます。
レズビアンであることを自覚するのは、自分と向き合うこと
さて今回は、レズビアンであるかどうか見極める方法を紹介してきました。
レズビアンは社会から見ればまだまだ偏見の対象でもあり、自分自身がレズビアンと自覚することが怖いと感じている人も多数います。
しかしその人がレズビアンであるかどうかは、外から見ては分からないですし、繊細な心の問題でもあります。
同性のことを好きになることは悪いことでは決してないし、自分がレズビアンなのかどうか見極めるということは、本当の自分と向き合うことでもあります。
人を好きになることはとても大切で、人生が豊かになるきっかけにもなります。
本当の自分はどう感じて何を思っているのか、今回紹介したポイントを振り返りながら、
ご自身の気持ちと向き合ってみてはいかがでしょうか。